子供が決めた値段で、
アートを売ります

このサイトは、とある1人の子供が4歳から5歳にかけて作ってきた作品の一部を販売する「ECサイト」です。アートにおいて「表現」や「コンセプト」以外にも「値段」は欠かせない要素です。もし5歳児がアーティストを名乗り、自分の作品の「値段」を決めると、どんな世界観になるのでしょうか。

ここでは実際に5歳児自身に「作品名・コメント・値段」を全て決めてもらいました。それ故に日本円では支払うことのできない「19千億円」などの単位も生まれてしまいました。作品は全て販売していますが、払えない値段のものは、支払いが不可能なため実際に購入をすることはできません。他にも数兆円など現実的には買えない値段もありますが、実際に販売はしております。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

息子シリーズ

「その年齢でできること」 × 「テクノロジー」

「息子シリーズ」は佐藤ねじの個人プロジェクトです。子供が生まれてから毎年、その年齢に合わせて、何か作品を制作しています。ルールとして、企画とデザインは佐藤ねじが作るものの、アウトプットの核となる部分は子供が生み出したもので構成すること。ホームビデオ的な要素と、社会的なメッセージを組み合わせるなど、その年ごとの「取れ高」に応じて、作っています。

  • 0歳
    0歳カレンダー
    Googleカレンダー/2012
    0歳児の生活は、シンプルでそしてストイックでした。授乳が3時間から4時間ごとにあるため、母親は夜中もまとまった睡眠がとれず、ずーっと毎日、おっぱいをあげ続ける過酷なスケジュールになります。
    idea
    この生活を「Googleカレンダー」に記入することで、実感がわくようにしました。自分の仕事のスケジュールと並べて比べると、おっぱいタスクの多さに、驚きます。0歳児は生きることが仕事なんですね。
  • 1歳
    たぶん世界最年少の
    クリエイティブディレクター
    WEB制作/2013
    1歳になると、大人の言葉を理解できるようになります。わずかに言葉をしゃべることもできますし、絵らしきものの制作できるようになりました。この人類最低限のスキルをつかって何か作れないでしょうか。
    idea
    サイトデザインから構造設計まで、すべて1歳の息子に決めてもらい制作しました。こどもの絵の変な場所にリンクが貼られてたり、謎の文字列がコーディングされてたり…と、不思議なサイトができました。
  • 2歳
    2歳児が語る、
    日本の社会問題
    インタビュー/2014
    2歳になると、論理は破綻しつつも、何かを語り出すようになります。何を聞いても断言して答えてくれるので、頼もしいリーダーのように感じます。一方、この年は安保法案など重要な決め事がたくさんされた年でした。
    idea
    そこで、現代の社会問題についてどう考えているのか、2歳児に聞いてみました。これはかわいいホームビデオですが、10年後、20年後に見たときに、果たして笑って見られるのかは分かりません。
  • 3歳
    3歳の写真家
    写真/2015
    3歳になると、iPhoneで写真を撮る量が増大しました。今どきの子供は、生まれたときからスマホが身近にあるため、すごい量の写真作品を生み出しています。その状態が、写真の歴史上とても重要なことだと感じました。
    idea
    そこで、3歳の写真家による、個人利用OKな無料写真サイトを制作。iPhoneは3歳児を写真家にしました。幼児独特の目線で、おもちゃを連打するように、シャッターを切っていきます。
0123456789円一二三四五六七八九十百千万億兆慶01234567890カートに入れる購入こわれたなくした